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住宅ローンのボーナス払いが払えそうもありません。

ご質問内容
妻と二人暮らしの会社員です。定年後に長年勤務した会社に嘱託社員として勤務することになりました。住宅ローンがあと10年、残債が約1,000万円あります。
しかし、嘱託社員になるとボーナスがなくなり、その収入ではボーナス月に約20万円になる返済ができそうもありません。
何かよい対処法はないでしょうか。
年齢:60歳
職業:会社員
世帯年収:450万円(嘱託社員になってから)
定年後の収入減少に伴う住宅ローン返済の問題は、多くの方が直面する課題です。いくつかの対処法がありますので、順番に説明していきます。
専門家の回答
1.返済条件の変更
まずは、現在の金融機関に返済条件の変更ができないか相談してみましょう。金融機関によっては、以下のような変更ができる可能性があります。
- ボーナス払いをなくし、毎月均等払いに変更する
- ボーナス払い分を繰り上げ返済して、毎月均等払いに変更する
- ボーナス払いをなくすのでなく、ボーナス返済額を変更する
上記のような条件変更でできること、できないことは金融機関ごとに異なります。返済条件の変更にあたり、審査を通る必要があり、必ずしも希望どおりに変更できるとはかぎりません。
また、繰り上げ返済以外の方法では、毎月の返済額が増える点にも注意が必要です。
ただし、金融機関はできるだけ契約を継続したいと考えるため、上記の返済条件の変更以外に相談者様の状況に合った解決策を提案してくれる可能性があります。
2.他金融機関への借り換え
次に、他の金融機関でボーナス返済なしの住宅ローンへの借り換えも検討してみましょう。しかし、借り換えにも審査があり、年齢や健康状態によっては難しい場合もあります。
また、借り換え後の返済期間は、基本的に借り換え前のローンと同じで、延長は認められません。そのため、ボーナス返済をなくすことによって毎月の返済が増える分を、返済期間延長で減らそうとするのは難しいと知っておきましょう。
また、借り換えには諸費用がかかる点にも注意が必要です。
3.リースバックの利用
返済条件の変更や借り換えが上手くいかない場合、リースバックという選択肢もあります。
リースバックとは自宅をリースバック会社に売却し、その売却代金で住宅ローンを完済した後、売却した家に賃貸として住み続ける方法です。
「セゾンのリースバック」は、ご自宅をセゾンファンデックスが直接買い取り、ご自身は賃貸としてそのまま住み続けることができます。
売却によってまとまった資金が受け取れるため、老後資金にもお使いいただけます。

いずれの方法を選択する場合も、滞納を避けるために早めに行動する必要があります。何も対策せずに返済が滞ると、住み慣れた家を失うことになりかねません。
また、このような対策と並行して家計の支出を見直し、可能な範囲での生活費の削減も検討してみましょう。固定費や不要な支出の見直しにより、返済に充てられる資金を増やせるかもしれません。
最後になりますが、定年後にも働きながら住宅ローンを返済していくには、心身両面で健康であることも重要です。悩みをひとりで抱え込まず、ご夫婦でよく話し合い、金融機関や専門家に相談するとよいでしょう。